妹家族のお家へ行くまでの道中、
ジョスとフランス人と日本人の感覚の違いについて、
そして私のフランス語上達のためにこれからすべきことを
話ていました。
会話の始まりは、私が持っていたカトリックの本を
朗読したことからでした。
「これからはもうちょっと難しい単語使って会話するように
してみたら?例えば一日10個の単語覚えるとか。9月までに
毎日10個覚えたとしたら200個以上は新しい単語が覚えられてるはずやから、
もっと人とも、もちろん俺とも話が弾むようになるんちゃう?」
と提案してくれました。
本当にジョスは、フランス語に関して私の良い先生だなと思います。
時には厳しすぎて、イラっとすることもあるけれど、
ジョスが厳しくなかったらここまでフランス語も上達しなかったと、
改めて思います。
人に厳しくするということは、なかなか難しいこと。
これは、トレーナーをしていた時に私が学んだことの一つです。
私は特に人から嫌われることを恐れて、
なかなか人に厳しく出来なかったのですが、
仕事となるとそういう訳にはいかず、時にはキツイこと傷つくかもしれないことを
正直に言わなくてはいけない場面が多々ありました。
でも、それってその人の為になるように愛情を伴っての
発言であれば、時間はかかったとしてもしっかりと相手に伝わるもの
なのだと思います。
別に感謝されたいわけでもなく見返りを求めるのでもなく、
ただただ率直に純粋に相手を想っての発言というのは、
とても意味のあるものです。
少し話は逸れましたが、そんな私のフランス語。
今はジョスとは98%フランス語での会話。
そのお陰で、ジョスも私も英語を忘れていっているという事実。
しかしながらジョスに言わせれば、
私はまだまだフランス語の単語力は英語の単語力に及ばないそう。
フランス語でも英語でも、そして日本語でも意味合いが違うものが多々あります。
例えば、Comprendre。
英語だと、Understand。
日本語だと、理解する。
私は、単純に相手の言ったこと、内容を理解する事だと
思っていましたが、時には “相手に同調する” という意味合いが含まれるらしく、
“自分の意見と相手の意見が一致する” ということに繋がるそう。
なので、感覚的なことも含まれてくるとは思いますが、
相手に同調しやすい日本人の感覚としては、
注意しなくてはいけないところ。
このことを通して再度、
自分の意見をはっきりという、
必要な場合は自己主張をしっかりするということが
この国では大切なんだということを確認しました。
30年日本で育ってきた私にとっては、
まだまだ課題だらけのフランス生活です。
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