お城見学

先週末の日曜日、家から30分ほどの場所にあるSuze la Rousse(スーズ・ラ・ルス)に行ってきました。
ここは隣のDrome県になるのですが、道を走っていると葡萄畑がとにかく広がっていて、
ワイン作りが有名な場所です。(日本ではボルドーが一番有名かと思いますが、フランスのあちこちで有名だと言われるとこがあります)

ここにワインの学校が併設されたお城があり、いつか行こうと言っていたのを思い出して
お天気も良かったので先日行ってきました。

サイトはこちら→https://www.chateaux-ladrome.fr/fr/chateau-de-suze-la-rousse
中は綺麗に整備されています。
Moyen Ageと言われる中世の時代からルネッサンス時代に至るまでのお城の歴史の変化などもあり面白かったです。
今回はお姉さんガイドが案内してくれましたが、当時の食事の様子やお風呂事情など話題もあり興味深かったです。
当時のフォークは先が2本でとても鋭く、その時代の王様ルイ14世が食事の時にそれぞれがフォークを使用することを禁じ、
テーブルの真ん中に置かれた食事を取り分ける時にだけ使用し、お皿に分けられた料理を手で食べていたんだとか。
この時代は、お皿もグラスも一人ひとつではなく、みんなで分けて使ってたらしいです。
みんなで分けることが当たり前な時代だったようです。
この時にCo-pain(コペン)という言葉ができたそうです。当時は、自分の隣にいる食事を共有する人のことを指します。
(現在は友達のことをフランス語でコペン、コピンと言います)
壁の装飾は四季ごとのモチーフ(春なら畑の道具や花、秋はぶどう等など)
↑こちらは当時の化粧に使われていたもの。
皮膚病が流行っていたそうで、女王様は化粧で隠したらしいんですが、化粧をすればするほど悪化してしまっていたそうです[#IMAGE|S119#]
↑こちらは体を拭くためのスポンジ。
バクテリア感染などの心配があったので、お風呂は入らず、水も使用せず、酢に香料を混ぜたもので体を拭いていたそうです。
そのため下着は1日に何度も替えていました。さらに、出来るだけ下着を白く保つようにしていたとか。
フランス革命が始まると、革命家たちがお城に飾っていた絵を一切合切奪って行ったそうです。
その当時の人たちの生活が垣間見れたような気がしてとても面白かった!
息子たちがお城好きなので、何度かお城を訪れているうちに
私もお城見学が楽しくなってきたような(笑)
さらに、ガイドさんが説明してくれると一層興味深くなります。
歴史好きの人には、フランスのお城めぐり、おすすめです。

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