ヴェネチアを朝早く後にして、
同じくヴェネチア―ミラノ、ミラノ―ルガノのルートで電車に乗り、
車を停めていたキャンプ場まで戻りました。
ここからティニュまで帰ることになるのですが、
北ルート(スイスを通り抜け)を行くのか
南ルート(イタリアを通り抜け)を行くのかでちょこっとだけ悩んだ結果。
南ルートはミラノを通らなくてはならず、
ジョスが、「大きな町を通るのは嫌だ」 ということで
北ルートで帰ることになりました。(北ルートの方が少し遠回りです)
車を運転するのはジョスなので、
自然と私は横で全くわからない土地の地図を持ち
どこで曲がるのか、どの町まで行ったら道を変更するのかなど
指示を出す役目となっていました。
北ルートは来た道を走るので、ジョスはある程度わかっているだろうと思っていましたが、
「次、この道でよかったっけ?」
「ここ?どの道行くん?」
などと結構な頻度で聞いてくるので、
「私も知らんやん!」 となることが多々ありました。
こんなやり取りが旅の始めにもありましたが、
私はずっと地図を見ていたので、少しずつ慣れてきて
帰りはある程度指示が出せるようになっていました。
北ルート、順調に走ってましたが
途中近道をしようと思い、高速道路を出て一般道を走ることになりました。
がしかし、ある程度走ったところで道路が閉鎖。
山道だったので、雪の影響なのか何なのかはわかりませんが、
よくよく地図をみると、「June-Oct」 となっていました。
つまりは、6月~10月の間しか通れないということ。(だと解釈しました)
閉鎖されていたら通れないので、仕方なくまた来た道を戻り
高速道路に戻りました。
結局、またぐる~っと遠回り。
「こんなんやったらミラノから行けばよかった…」 と言うので、
「自分がミラノ通りたくないって言ったんやん」 と私が言うと、
「そうやねんけど、失敗したわ。どこもかしこも閉鎖してるとか意味わからん!」 と言い出したので、
私心の中で、 「なんやねん、もう~」 となりました。
旅の最初から何度か道を間違えていたジョス。
この旅をきっかけに、「こやつ、実は方向音痴なんじゃないか」 と疑い出した私です。
そんなこんなで時間がかかり、時間はすでに夜7時。
このままではティニュに着くのが夜中になってしまうので、
ジュネーブで泊まるかベルンで泊まるか、などと話していたのですが、
結局、旅の初日に泊まったベルンのキャンプ場に行くことになりました。
もうテントを張る元気がなかったので、
キャンプ場にある部屋が空いていないか問い合わせたところ
ラッキーにも1部屋だけ空いているということで即予約。
再びベルンに戻り、ここからキャンプ場までの道。
私もでしたが、ジョスも道を覚えておらず。
「運転してんのに、なんでやねん!」 とちょっとツッコミたくなりましたが、
その気持ちを抑え(長時間ずっと運転してくれているので)
残しておいたベルンの地図を私が見ながら、またまた指示。
なんとかキャンプ場まで着けました。
(着いたのは夜9時前)
この日は疲れていたので、シャワーを浴びてすぐ就寝。
次の日の朝はお天気良く、川辺を散歩。
小さな動物園がありました。
この後はまたティニュに向かって車移動。
途中、スイスのLausanne(ローザンヌ)という町と
フランスのAnnecy(アヌシー)という町に寄り道。
ローザンヌはここも湖に面した穏やかな町。
天気が良かったので、沢山の人がいました。
そしてアヌシー。
アヌシーでもアイスを食べ、15分ほど滞在してティニュへと向かいました。
ここからも1度だけ道を間違え(ここまで間違うとさすがにこの状態にも慣れ)
なんとか夜7時過ぎにティニュに到着したのでした。
まだ2か月弱しかティニュにいませんが、帰ってこれてホッと一安心。
ここの生活も今日で終わり。
これからは場所を変えて、何かできることを探したいと思います。
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