はじめに
日本では母の日といえば5月の第2日曜日ですが、フランスでは毎年5月の最終日曜日と決まっています。スペインやイギリスなど、ヨーロッパの他の国では日本と同じ日を母の日にしているところも多く、なぜフランスだけ日付が違うのか、正直なところ長年住んでいても謎に感じています。
今回は、そんなフランスの母の日にまつわる我が家のちょっとしたエピソードと、学校で行われた家族向けの行事について書き留めておきたいと思います。
フランス語の「Bonne Fête」に隠れた小さなズレ
子どもたちは毎年、母の日になると「母の日おめでとう!」と声をかけてくれます。これはフランス語の「Bonne Fête!」を直訳した言い方なのですが、よく考えると日本語の感覚では「おめでとう」というよりも「いつもありがとう」の方がしっくりきます。
そこで息子に「おめでとう、じゃなくて、ママいつもありがとう、って言った方がいいかもね」と伝えると、素直に「いつもありがとう」と言い直してくれました。ただ、自分から言わせている感じがどうも腑に落ちない、というのが正直な気持ちです。子どもの自然な言葉と、親としてこうあってほしいという気持ちの間には、こうした小さなズレがいつも存在するのかもしれません。
義理の家族への花束と、息子が選んだ赤い薔薇
母の日には、義理の母と義理の叔母に贈る花束を買いに行きました。フランスでは母の日に花を贈る習慣が一般的で、花屋の店先も母の日前後は特に賑わいます。
花束を選んでいると、長男が「赤い薔薇を家にも飾りたい」と言い出しました。せっかくのタイミングだったので、家族用にも赤い薔薇を買うことに。義理の家族への贈り物のついでに、自分の家にも季節の彩りを添えられるのは、こういう行事の良いところだと感じます。
学校行事「Fête des familles」|子どもたちからの手作りプレゼント
母の日の前日には、小学校で「Fête des familles(家族のお祭り)」という行事が開かれました。子どもたちが歌を披露したあと、それぞれが手作りしたプレゼントを両親に手渡すという内容です。
長男はビーズのブレスレットと、父親にはマグネット付きのカードを用意してくれました。次男は写真やメモを挟める置き物と、父親には携帯電話ケースをクラスで作って持ち帰ってきました。フランスの小学校では、こうした季節の行事を通じて工作や制作の時間が組み込まれていることが多く、日本の授業とはまた違った子どもの一面を見られる機会になっています。
小学校生活も間もなく1年|先生との出会いに感謝
長男が小学校に通い始めてから、もうすぐ1年が経とうとしています。この1年でたくさんのことを経験し、学びながらも楽しく通えているようで、親としては本当にほっとしています。
担任の先生たちに恵まれたことも大きいと感じています。学校生活の土台となる時期に、良い先生に出会えるかどうかは、子どもにとっても親にとってもその後の学校への向き合い方に影響するものだと実感しています。
今年は6月後半から日本に一時帰国する予定のため、夏休み前の学校最終日までは参加できません。それまでの間、できるだけ休まず元気に通ってくれたらいいなと思っています。
おわりに
日付は違っても、母の日に込められた「日頃の感謝を伝える」という気持ちは、日本もフランスも変わらないのだと感じた一日でした。次回は、フランスの学校行事についてもう少し詳しくまとめてみたいと思います。



