毎夏の台所仕事−畑のトマトでトマトソース【作り方】

南仏の畑で採れすぎたローマントマトを使った、自家製トマトソースの作り方。手動のマシーンで種と皮を漉すシンプルな方法で、瓶詰め保存も紹介します。


南仏に住んでいると、夏は毎年「トマト祭り」のような忙しさです。畑では種から育てたトマトに加えて、苗から植えたものも一気に色づき、気づけばキッチンに山盛りのトマトが並びます。毎年、食べきれない分のトマトはすべてトマトソースにして瓶詰めし、冬の間じゅう料理に使えるようにしています。今回はその作り方を、写真付きで詳しくご紹介します。

トマトソース作りに最適だと言われているのが「ローマントマト」。少し長細い形をしていて、水分が少なめで果肉がしっかりしているのが特徴です。

畑で採れた長細い形のローマントマト

材料(保存瓶4〜5本分の目安)

  • ローマントマト:約5kg(畑で採れた分、または直売所などでまとめ買いしたもの)
  • 塩:お好みで(風味付け程度に少々)
  • お好みでバジルなどのハーブ

※分量はトマトの量に応じて自由に調整できます。今回は畑で採れた分をまるごと使いました。

作り方

1. トマトを洗って煮る

このトマトを洗って適当な大きさに切り、大きめの鍋に入れて火にかけます。種や皮、ヘタの硬い部分も特に切り落とさず、そのままコトコトと柔らかくなるまで煮ていきます。下処理の手間を省けるのが、このやり方の一番のポイントです。

鍋でコトコト煮込んでいるトマト

煮ているうちにどんどん形が崩れて、汁が出てきます。

煮崩れて水分が出てきたトマト

2. 種と皮を漉す

かなりクタクタに柔らかくなったら、手動の裏漉し用マシーンを使います。このマシーンは中の穴が空いた部分(フィルター)を取り替えることができ、穴の大きさを変えればジャガイモのピューレを作ることもできる優れものです(ジャガイモの場合はもう少し穴の大きいフィルターを使います)。

トマトを漉すための手動マシーン

クタクタになったトマトをこのマシーンに少しずつ入れ、取手の部分を回して種と皮を取り除きながら漉していきます。地道な作業ですが、この一手間で滑らかなソースに仕上がります。

裏漉しマシーンでトマトを漉している様子

3. 煮詰めて味を調える

漉し終えると、こんな感じで液体のみのソースになります。

裏漉しが終わったトマトの液体

この後はお好みですが、さらによく煮詰めると水気が飛んでとろっとしたソースになります。トマトケチャップのようなものを作る場合は、かなりしっかり煮詰める必要があると思います。

私自身は水分がやや多めの状態で仕上げることが多く、パスタソースやラザニア、肉料理のベースなどに幅広く使っています。バジルやその他のハーブをこのタイミングで加える方も多いようです。お好みで塩を加え、味を調整してください。

4. 瓶詰めして保存する

煮沸消毒した瓶にソースを詰めて、しっかり蓋をしたら瓶を裏返して冷まします。裏返しておくことで、蓋がよりしっかりと密閉されるようです。

裏返して冷ましている瓶詰めトマト

まとめ

畑でトマトが採れすぎて困っている、という方はぜひこの方法を試してみてください。手動マシーンを使えば裏漉しの作業も思ったほど大変ではなく、冷凍保存よりも省スペースで、瓶のまま棚に並べておけるのも魅力です。作ったソースは、パスタやラザニア、煮込み料理など、いろいろな料理に活用できます。次回は、このトマトソースを使ったラザニアのレシピもご紹介する予定です。

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