アヴィニョンからの帰り道。
「もうすぐ家に着くなぁ」 というところで突然ジョスが車を停め、
「早く!なんか袋持って、早く!」 と言い出しました。
ほろ酔いだった私は、何のことかさっぱりわからないまま、
とりあえず袋を手にして外に出ました。
すると、そこにはハリネズミ!
「はぁ?! なんで?」 と思いながらジョスに、
「捕まえるん?」 と聞くと、
「こんなところに居たら、車に引かれるかもしれんやん!」 と言う。
いきなりの事にハリネズミもビックリ。
そして体を丸め、顔を隠して体中の針を思いっきり立てていました。
さすがに素手では触れないので、
どうにかこうにか袋に入れようとしますが、なかなかうまくいかず。
ぐずぐずしているとジョスが車から出てきて、
ササッと袋へ納めました。
怯えているハリネズミ。
丸まっている姿が何とも可愛い。
って、なんでこんなところにハリネズミ?!
そして持って帰ろうとする発想が信じられない私でした。
家に着いて袋から出すと、まだ体を硬く丸めた状態。
私たちが近くにいると動く気配がないので、
ハリネズミを外に置いて、私たちは家の中に戻ることに。
窓からハリネズミを観察していると、
「ハリネズミって何食べるんやろ?
庭に水もないからここでは生きていかれへんよな、きっと。
やっぱり外に戻した方がいいよな。」
って、じゃあなんで連れて帰ろうって言ったんや?
と思いつつも、「ハリネズミが何食べるかネットで調べるわ」 と私。
ネットで調べると、昆虫類を食べるとのこと。
そのことをジョスに伝えると、
「でも水がないからやっぱりアカンと思う」 って。
「いやいや、どうにか生きていくやろ。大丈夫やって」
「ホンマに?そう思う?」
「うん、大丈夫や」
というよくわからないやり取りをしているうちに、
ハリネズミがごそごそと動き出し、
庭にある木の影の方へと素早い動きで移動して行ったのでした。
次の日の朝、庭を探してみましたが、
ハリネズミの姿はどこにもありませんでした。
動物好きのはずのジョスは、一夜明けるとハリネズミの事は
ほとんど気にしていない様子。
ホンマに~最後までちゃんと面倒みましょうね!!

