人を招待する

先週末、ジョスとジョスママが喧嘩をしました。
事の発端は本当に小さなことなのですが、
ジョスママが最後の方にジョスに言った一言が、
フランスと日本との文化の違いを私に気づかせてくれるきっかけになりました。

「あなた6か月も私を家に招待してくれてないじゃない!」

そう、これはフランスでの暗黙のルール
招かれたら招き返さなくてはいけない
ということが含まれていたのです。

で、昨日の夜の話題。
フランスでは人を家に招くことがとても大切だということ。

日本でももちろん人を招待することはあるけれど、
その際に何か手土産を持っていく、後日お礼のメールか手紙を送る、
またはお礼の品を渡すなどはすると思いますが、
「またうちにも遊びに来てくださいね」と声をかけた場合、
「あの人遊びに来てって言ってたけど、
呼んでくれないわね~」と思う人は少ないのではないだろうか?
(私だけ?)

しかしフランスでは、招かれて招き返さなければ、
「なかなか招待されへんなー」と思われる=印象が良くない。

更に例えば、ジョスがジョスの友達カップルを2組招待したとします。
しかしそのカップルはジョスの友達ってだけであって、
お互いは顔は知っていても親しい関係ではない。

後日私たちがどちらかのカップルに招待されるのはわかるのですが、
そのあまり親しくないカップル同士も招待し合わなくてはいけない、
らしいです。(基本的には、ということですが)

日本だと、よっぽど話が弾み気が合い、その場で連絡先を交換し
仲良くなって招待し合うのは普通だと思いますが、
フランスだと、気が合おうがそうでなかろうが関係なく、
ルール上招待しなくてはいけないそう。
ただ、招待してその人が来なくても、それは一応招待したことになるんだそう。

なんか、これめっちゃ面倒くさいやん…
と私正直思わずにいられません。

去年から今年にかけて、ジョスの友達や家族を招待した回数は本当に少なく、
招待されっぱなしの私たち。
ジョスの両親に関しては、家族だしと素直に甘えていた私。
(たまに何か持っていくくらい)

昨日、人を招待する重要性を知った私は、
「私、アカンやん!」 と反省せずにはいられませんでした。

といっても、ジョスの友達、ジョスの家族、ジョスの知り合い
とジョスの知っている人ばかりを呼ぶとなると、
どうしてもプレッシャーを感じずにはいられない私です。

もっと気楽なものだとは思うんですけどね。

早くこの習慣に慣れ、おもてなし上手になれれば
と切実に願うばかりです。

そして、ディスカッション好きなフランス人と
正々堂々とディスカッションできるように、
もっとフランス語も話せるようにならないと
とも強く思います。

コメント

  1. 華音 より:

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    うわ~~~、わかります!!!
    うちのツレアイが対外国の企業との仕事を担当していたこともあって、昔はよくその仕事関係の方が来日されるとうちにお招きしていました。
    フランス人は本当に議論好きで、夜中までいろいろと議論されますね~。テツガク的だし・・・・(勿論アタシはフランス語は勿論、英語も怪しいので、ところどころツレアイに訳してもらいながらただ聞いてるだけ~、でしたが・・・)
    オランダ人、オーストリア人の方もいらしたことがありますが、オーストリアの方は何度かうちにいらしたこともあり、「今度は是非こちらに遊びに来てくれ」と誘ってくださり、本当に遊びに行くと、気持ちよくベッドルームを準備して泊めてくださいました。
    ま、それも、客用のベッドルームなるものがちゃんとある広い住宅事情から…っていうのもあるんですけどね。
    郷に入れば郷に従え、っていうのが対人関係や対外関係を良好に保つ鉄則ですが、でも、無理してストレス溜め込んじゃ本末転倒。
    相手に気持ちよく過ごしてもらうには、自分が心からそれを楽しめなくては・・・ね。
    だから、尚美先生のペースで、気楽な、でも心のこもったお付き合いをなされば良いのではないでしょうか。。。 0

  2. naomusic より:

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    それだけ色んな国の方をご招待された経験があるんですね!華音さんはきっと、招待することに慣れてらっしゃるでしょうね。以前、お呼ばれしたコトを思い出していました(o^^o)本当に美味しいご馳走、ありがとうございました。
    郷に入れば郷に従え、私もそう思っています。基本的に自分の知り合いを呼ぶのは好きなはずなんですけど、旦那さんの友達ばかりとなると、元々人見知りの性格のせいで、緊張してしまいます。
    あとは、やはり言葉が100%出来ないのと出来るのでは全然違いますね。
    華音さんにアドバイスをもらい、何だかわかりませんが大丈夫な気がしてきました(笑) 0

  3. 華音 より:

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    言葉がわからないストレス、これもものすご~~~~~~~くわかります!!
    尚美先生ほど、留学経験もあり、外国のお友達も多い方であっても、そりゃぁ、日本語が全然通じない人が多数のところで、その国の言葉が自由に操れない…しかも、それは旅行とかの一時的なことでなく、そこに身を置いて生活なさっている、ということはものすごいストレスだと思いますよ!!
    今のところ、尚美先生の一番の理解者はジョスさんなのだから、そのしんどさ、フランスの慣習はわかるけど、それを全うするにはこういう点で大変だ…と言うことを伝えて、尚美先生ができる範囲でできることをお二人で共有されると良いですよね。 0

  4. naomusic より:

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    華音さん、
    ありがとうございます。昨日はジョスの妹やママにも日本とはちょっと違うから、という話をしました。慣れてしまえば何てことはないのですが、慣れるまで焦らずストレスをためすぎないようにやっていきます。 0

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