言葉の大切さ

フランスに来て、フランス語を勉強し始めてから
フランス語の難しさと同時に、日本語の難しさも感じています。

日本語独特の表現として、擬音語がありますが、
フランスではほとんどこの擬音語というものを使いません。

例えば、「ガサガサ音がする」 
「サーっと流れる」 「シトシト(ポツポツ)雨が降る」 
「フツフツ沸く」 … 等々、
この他にもたっくさん私たち日本人は音を表わす言葉を使っていると思います。

でもこれが日本国外となると、
もちろん通じないので、なかなか使えることがなく、
例えば何かの状況を説明する際に、
どう説明していいのか分からない時があります。

私は日本人ですが、
日本語でも知らない言葉や表現が沢山あるし、
本をたくさん読んできたわけでもありません。

外国語を勉強していると、日本語にしかない表現、
外国語にしかない表現を発見することがあり、
それを理解する最終手段は、感覚的なものとなります。

その感覚を理解できるようになるまでは、
まだまだ時間を要するし、その国の人でないとわかりきれない事もあります。

ただどんな言葉を話すときも、
その言葉の美しさを理解して、
できるだけ綺麗な言葉、表現で話せることが理想です。

例えば、私は英語のFワードが好きではありません。
英語を勉強したての頃は、面白がっていたけれど、
やはり耳にすると気持ちがいいものではないし、
何だか聞いた後は後味が悪いような感じがします。

フランス語でもそう。

ジョスの職場の若い世代の人たちは、
お互いを面白がり汚い言葉で罵倒し合っているようですが、
面白がっているとはいえ、脳にはしっかりとそれらの言葉が刻み込まれます。

子供がいるなら尚更。

出来るだけポジティブで美しい言葉を使いたいものです。

私は未だに子供のころに言われ、自分が傷ついた言葉を覚えています。

それから私は、その言葉を決して使うことはなくなりました。

美しい言葉は、その人自身を美しくしてくれるもの。

私もこの年にして、まだまだ知らない日本語の勉強もしたいなと
沢山本を読もうと思っているところです。

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