海外で子育てをしていると、避けて通れないのが「日本語をどこまで維持できるか」という問題です。我が家の長男もフランスの現地校に通い始めてから、日本語に触れる時間が目に見えて減りました。今回は、そんな長男の日本語学習、特に漢字の勉強について、最近取り組んでいる方法を記録しておきたいと思います。
学校が始まって減った日本語時間
現地校に通い始めると、当然ながら家で過ごす時間そのものが減ります。それに比例して、日本語を練習する時間もどうしても削られてしまいました。
我が家では土曜日を「日本語を勉強する日」と決めて、15分〜30分ほど漢字の練習や国語の教科書の音読をする習慣にしています。週1回とはいえ、続けることで最低限の読み書きの感覚は保てているように思います。
小学1年生の漢字は「繰り返し」で定着
小学1年生で習う漢字については、日本に一時帰国した際に百円ショップで買った漢字ドリルを、何度も繰り返しやらせることでなんとか身についた様子でした。画数も少なく、生活の中でよく目にする漢字が多いので、反復練習との相性が良かったのだと思います。

つまずいたのは小学2年生の漢字
問題は、そこから小学2年生の漢字に進んだときです。急に画数の多い漢字が増え、これまでのペースでは何度やってもなかなか覚えられなくなりました。
週1回のペースでは定着しないと感じ、ここ数日は方針を変えて、私が手書きで作ったプリントを毎日やらせるようにしています。
やり方はシンプルで、
- 同じ漢字を何日も連続で登場させる
- 少しずつ問題の出し方(読み・書き・熟語)を変える
- 慣れてきたら、ネットで無料印刷できる漢字プリントや百円ショップのドリルも混ぜて出題する
という「毎日・同じ漢字・少しずつ形を変える」という3点を意識しています。漢字は一度や二度書いただけでは記憶に残りにくく、間隔を空けずに繰り返し目にすることで、ようやく定着していくのだと実感しています。
なぜここまでして漢字を覚えさせたいのか
正直なところ、子供にやる気がないなら無理にやらせる必要はない、という考え方もあると思います。私自身も子供の頃、ピアノや習字を嫌々習わされていた記憶があります。ただ、大人になった今では「やらせてもらって良かった」と思える部分も多いのです。
小学2年生で習う漢字は、大人になってからも日常的に使うものばかりです。ここで踏ん張って覚えておけば、将来日本語の本をストレスなく読めるようになるはずだと思っています。もちろん、あまりに強制的にやらせるのは考えものですし、やらせ方次第で子供の受け取り方も変わってくるとは思います。それでも、語学に関しては「知っている言葉が多いほど、見える世界が広がる」という点だけは、譲れないと感じています。
まとめ
海外で育つ子供の日本語学習は、正解が一つに決まっているものではなく、家庭ごとにやり方も温度感も違うのが当然だと思います。うちの場合は、
- 週1回の学習日は継続する
- つまずいた分野(漢字)は毎日の反復に切り替える
- 同じ漢字を繰り返し出しつつ、教材にも変化をつける
というやり方で、できるところまで日本語学習を頑張っていくつもりです。同じように海外で子育てをしながら日本語教育に悩んでいる方の、何か参考になれば嬉しいです。


