3日目:聖年の恵みを求めて──3つの大聖堂とコロッセオ巡り

イタリア旅2025

イタリア旅行3日目。前日訪れたバチカンのあまりの人の多さに圧倒されたわたしたちは、この日は思い切って早起きし、朝一番で宿を出発することにしました。

義理母は前日の観光ですっかり足が疲れてしまったとのことで、この日の午前中は宿でゆっくり休んでもらうことに。というわけで、午前の大聖堂巡りはわたしたち4人での挑戦です。

2025年は「聖年(ジュビレオ)」にあたる特別な年。ローマにある4つの「特別な大聖堂」を巡ると、通常よりも大きなご利益(免償)が得られると言われています。この機会を逃す手はない!と、3日目は地下鉄の1日乗車券を購入し、大聖堂巡りをスタートしました。

1つ目:サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂

まず向かったのは、宿から一番距離のある「サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」。地下鉄なら乗り換え1回で意外とあっさり到着します。

到着してみると、ちょうどバスツアーで来たドイツ人の団体客とすれ違ったものの、それ以外は観光客もまばら。前日のバチカンの混雑を思うと拍子抜けするほどで、「朝早く来て正解だった」と全員一致で頷きました。

この大聖堂の内部には、聖パウロ(サン・パオロ)の墓所があります。ここに実際に眠っているとされていることを思うと、荘厳な空間の意味合いがより重く感じられました。

中に入ると、高い天井と広々とした空間に圧倒されます。天井の装飾も見事で、ずらっと並ぶ柱の上の壁面には、歴代の教皇の肖像画がずらりと飾られていました。この日は午前中に2つの大聖堂を訪れる予定だったので、一通り見学を終えたところで次の目的地へ向かうことに。

2つ目:サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂

再び地下鉄に乗り、「サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂」へ。

到着したのは午前10時頃。この時間になると、すでに人が増え始めていました。

こちらも天井から壁まで、とにかく圧巻の一言。これほど美しい状態を保つのは並大抵のことではないはずで、きっと多くの職人さんたちの手によって日々メンテナンスされているんだろうな、と想像を巡らせてしまいました。

2つの大聖堂を見学し終え、宿で昼食を用意して待ってくれている義理母に「そろそろ帰るね」と連絡を入れつつ、少しカフェで休憩することに。イタリアのコーヒーはエスプレッソベースでかなり濃いので(フランスのコーヒーも十分濃いですが)、この日はカプチーノを注文しました。

午前中だけでもかなり歩いたため、前日に続いて足の疲れがじわじわと。宿に戻ると、一昨日・昨日に買い出しした食材で、義理母がお昼ご飯を用意して待っていてくれました。サクッと食べて午後の観光に備えます。午前中しっかり休めたおかげか、義理母の体力もすっかり回復した様子で、午後からは4人揃って観光へ出発です。

3つ目:サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂

午後最初に向かったのは、この日3つ目となる「サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂」です。

大聖堂の前の通りには、マリア像が大聖堂を見守るように高くそびえ立っています。これがまた見事で、これだけの高さにある像が、嵐や強風の中でもびくともせず立ち続けているのだから驚きです。「たまには誰かが登ってメンテナンスするのかな」なんて、つい余計なことを考えてしまいました。

大聖堂内部ももちろん豪華そのもので、天井から壁の装飾まで美しく、時間を忘れて見入ってしまいました。

最後はコロッセオへ

最後の目的地であるコロッセオまでは、この大聖堂から歩いていける距離。足の疲れはピークでしたが、頑張って歩くことに。途中、ビールで一休み。いかにもイタリアらしいバールに入り、思わず写真をパシャリ。

バールを出てしばらく歩くと、もうコロッセオが目の前に。今回は中には入らず、周辺を散策するだけにとどめましたが、コロッセオの周りには見事な建造物が数多く残っていました。ローマ帝国時代の遺跡も点在しており、13年ほど前に訪れたときにはここまでじっくり見た記憶がなかったので、新鮮な感動がありました。

建物の上に並ぶ彫刻の数々も圧巻で、コロッセオ周辺一帯がまるごと博物館、あるいは美術館のような雰囲気を放っていました。

そしてこの後、地下鉄に乗って宿へ戻る道中、まさかのスリ被害に遭うことになるのですが──その顛末はまた次回の記事で詳しくお伝えします。

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