次男のクラスへ行ってきました。~フランスの小学校で書道を紹介した日~

昨日、次男が通うフランスの小学校のクラスへ行き、日本の文化を紹介する機会をいただきました。

きっかけは先生からのリクエスト

先週、次男の担任の先生から「クラスの子どもたちに、日本語で名前をどうやって書くのか教えてほしい」というリクエストをいただきました。海外で子育てをしていると、こうした「自国の文化を紹介してほしい」という依頼をいただくことがあり、そのたびに親としてとても嬉しい気持ちになります。

ただ名前を書いて見せるだけでは物足りないと思い、日本の伝統文化である「書道」そのものを紹介したいと考えました。そこで、随分前に日本の母が送ってくれた書道セットを久しぶりに取り出し、硯(すずり)で墨をすることにしました。フランスで暮らしていると、こうした日本の道具に触れる機会自体がぐっと減ってしまうので、私自身にとっても懐かしい時間になりました。

半紙に書いたのは、先生とアシスタントの名前

当日は、先生とアシスタントの先生のお名前、そして「学校」という文字を、平仮名・カタカナ・漢字の3種類で半紙に筆で書いて持参しました。同じ言葉でも文字の種類によって見た目が大きく変わる点は、日本語を知らないフランスの子どもたちにとって新鮮な発見になったのではないかと思います。

墨をすった量が思ったより多かったので、せっかくなので「かな」の練習も少ししてみました。ただ、筆を持つこと自体が本当に久しぶりで、筆の運び方をすっかり忘れてしまっている自分にも気づかされました。日常的に使わない技術は、こうして時々でも触れておかないと感覚が鈍ってしまうものだと実感しました。

多文化を尊重してくれる先生の存在

次男の担任の先生は、さまざまな国の文化を子どもたちと積極的に共有することにとてもオープンな方です。フランスの学校というと厳格なイメージを持たれることもありますが、実際には多様なバックグラウンドを持つ生徒に配慮し、それぞれの文化を尊重する姿勢を大切にしている先生も多くいます。

この先生は、毎月クラスでの活動の様子をビデオにまとめ、保護者にメールで送ってくれています。忙しい中でもこうした細やかな対応をしてくれることから、教育に対する真摯な姿勢が伝わってきて、親としても信頼を寄せています。

子どもたちが実際に書いたカタカナの文字を見ると、ふだん見慣れない形の文字を一生懸命に真似て書こうとした跡が見られ、微笑ましい気持ちになりました。

異文化交流の機会を今後も大切にしたい

今回のように、学校という場で日本の文化を直接子どもたちに伝えられる機会は、海外で暮らす家族にとって非常に貴重だと感じています。子どもが自分のルーツである日本の文化に誇りを持つきっかけになるだけでなく、クラスメイトにとっても新しい世界を知る良い経験になります。

また機会があれば、書道以外にも、折り紙や日本の行事など、さまざまな形で日本語や日本文化を伝えに行きたいと思っています。

 
 
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